「わかっているのに変われない」そんなときに、内側で起きていること。

みなさんこんにちは。

前回の記事で、人が本当に変わるときに、その人の内側ではどのようなことが起きているのか、私自身がこれまで、たくさんの方の人生や心の変化に関わらせて頂く中で感じてきたことなどを、書かせて頂きました。

そして、その記事の最後の方で、

原因に気づくことと、
そこから本当に解放されることは、
必ずしも同じではない、

ということにも、少し触れました。

今日は、そのこととも関係する、「なぜ、わかっているのに、変わらないことがあるのか」ということについて、書いていければと思います。

理解を深めて、ご自身の人生に生かして頂けたら嬉しいです。

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私たちは時々、
自分自身について、
とても深いことに気づくことがあります。

例えば、

「私はずっと、人から嫌われることを怖がっていたんだ」

「だから私は、いつも相手に合わせてしまっていたんだ」

「私は、自分に自信がないのではなくて、
失敗して傷つくことを怖がっていたのかもしれない」

「お金を受け取ることに抵抗があったのは、
豊かになることに対して、どこか罪悪感があったからなのかもしれない」

など、

ある時、ふと、
それまでは自分でも気づいていなかったことが、
わかることがあります。

そして、同時に、なんとなくこれまでの人生を振り返ってみて、
「そういうことだったんだ」と、
腑に落ちるような感覚がするかもしれません。

そんな瞬間は、自分自身について、ひとつ、理解が深まった瞬間です。

こういった瞬間が訪れることは、とても大切なことだと思います。

*

ですが、そんなときに、
少し不思議なことが起きることがあります。

「もう原因はわかった」

「どうして自分がそうしてしまうのかもわかった」

「次からは大丈夫」

そう思ったはずなのに、
実際に以前と同じような出来事が起きると、
また同じ感情が出てくるのです。

やっぱりまた怖くなって、
また、我慢してしまって、
以前と同じように結局相手に合わせてしまったり、
受け取ることを、拒んでしまうのです。

「わかっているのに、どうして自分はまた同じことをしているんだろう」
そんなふうに、思ってしまうかもしれません。

そんな経験をされたことがある方も、いらっしゃるかもしれません。

*

実は、こういったことは、
それほど不思議なことではありません。

なぜなら、

「頭で理解したこと」と、
心のもっと深いところで起きていることは、
必ずしも、同時に変わるわけではないからです。

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ここで、少し、具体的な例を挙げてみたいと思います。

たとえば、ある時ふと、
「私は、人に嫌われるのが怖いから
いつも相手に合わせてしまうんだ」
ということに、気づいたとします。

そのことに気づいたことがきっかけとなって
「これからは、人に合わせるのをやめよう」と、
思うかもしれません。

あるいは、
「もうこれからは合わせなくても自分は大丈夫なんだ」と、
感じるかもしれません。

ですが、
そんなふうに思ったり感じたりすることができたはずなのに、
実際に誰かを目の前にしたとき、
相手の表情が少し曇っただけで、
心の中に、以前と同じ不安が湧き上がってくることがあります。

「怒らせてしまったかもしれない」

「嫌われたかもしれない」

「私が悪かったのかもしれない」

そして、つい、以前と同じように、相手に合わせてしまうのです。

頭では、
「相手に合わせなくてもいい」と
わかっているのですが、

心のもっと深いところでは、

「嫌われたくない」

「相手を不機嫌にさせないように気をつけなくちゃ」

などといった感覚が、
まだ残っているのかもしれないからです。

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ここには、とても大切な違いがあります。

「私は、人から嫌われることを怖がっている」と、知ることと、

人からどう思われても、以前ほど自分の心が揺さぶられなくなること、

これは、同じではないんです。

「私は、大切にされないと思って生きてきた」と、気づくことと、

誰かから大切にされたときに、
それを疑わず、自然に受け取れるようになることも、

同じではありません。

「私は、お金を受け取ることに抵抗がある」

と理解することと、

実際に豊かさがやって来たときに、それを安心して受け取れることも、

やはり、同じではありません。

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「わかったのに、変われない」というとき、

変わっていない自分を責めたりするのではなく、

また、

「まだ理解が足りないのだろうか」

「もっと原因を探さなければいけないのだろうか」

などと、掘り下げ続けなくてもいい場合もあります。

なぜなら、場合によっては、
新しい「答え」を見つけることよりも、
すでにわかっていることの、もっと深いところに存在している何かが、
変化していくことの方が大切だからです。

*

私は長年、人の心や人生の変化に関わらせて頂いてきましたが、
その中で、
「理解したから変わった」というよりも、
心の奥深いところにあった何かが解放された結果として、

「いつの間にか、以前とは違う反応をするようになっていた」

という変化を何度も見てきました。

以前なら、腹が立っていたことが、なぜか気にならなくなっている。

以前なら、怖くて言えなかった自分の本当の思いを、普通に言えている。

以前なら、相手から連絡が来ないだけで不安になっていたのに、
そのまま自分の時間を過ごせるようになっている。

以前なら、「私には無理」と最初から諦めていたことを、
「ちょっとやってみようかな」と、自然に思えるようになっている。

このような変化が起きるとき、本人は、
「私は変わった」とすら、思っていないことが多いです。

とてもシンプルに、以前とは違う反応をしている自分がいるだけです。

私は、こういう変化を、とても大切にしています。

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前回の記事で、
「エネルギーレベルが変わる」という言葉を使いましたが、
私がこの言葉で表現しているのは、単に、
「考え方をポジティブにしましょう」ということではありません。

むしろ、無理に考え方を変えようとしなくても、
その考え方を生み出していた
もっと奥深いところにあるものが変化することで、
結果として、

感じること、

考えること、

選ぶものが、

自然と変わっていきます。
そのような変化です。

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ですから、たとえば、心の奥に、
「私は愛される価値がない」
という感覚を持っている人が、

毎日、

「私には愛される価値がある」

「私は愛される存在です」

と、

一生懸命に自分に言い聞かせたとしても、

それだけでは、
なかなか変わらないこともあります。

もちろん、
自分自身に優しい言葉をかけることや、
肯定的な言葉を使うことが
意味のないことだと言っているわけではありません。

それによって、心が少し楽になったり、
新しい見方に気づいたりすることもあります。

ですが、そういった言葉とは反対の感覚が、
心のもっと深いところに強く根づいている場合、
表面に新しい言葉を重ねるだけでは、なかなか届かないこともあるのです。

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本当に大切なのは、
「私は愛される価値がある」
と頑張って信じられるようになることよりも、

そもそも、
「私は愛される価値がない」
という世界を作っていた、
もっと深いところにあるものが変わっていくことです。

そこが変わることで、
「私は愛される価値がある」と、一生懸命に思おうとしなくても、
誰かから大切にされることを、
自然に受け取れるようになっていきます。
無理をしてまで、誰かに好かれようとしなくなっていきます。
そして、自分自身を大切にする選択も、
特別な努力をしなくても、
とても自然にできるようになっていきます。

そしてその頃には、
「私は愛される価値がある」と自分に言い聞かせること自体が、
もうすでに、必要ではなくなっているときです。

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ここは、とても大切なポイントです。

本当に深い変化というものは、
「新しい自分になろう」と、
頑張って作り上げていくことだけではなく、

自分を今までの場所に留めていたものから
少しずつ解放されていった結果として、

本来の自分にとって自然なものが、
自然に選べるようになっていくことでもあるからです。

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例えば、今のあなたに、

「頭ではわかっているのに、どうしても変えられない」

ということがあるとするなら、

「わかる」という段階から、
もっと深いところが変わっていく段階へ、
歩みを進める時が来ているのかもしれません。

そんなふうに、今のあなた自身を見てあげてください。

*

ここまでお読み下さってありがとうございます。

ご質問などを頂戴していることもあり、
次回以降の記事では、
こうした心の深い部分にあるものが、
お金や仕事、そして、パートナーとの関係など、
実際の人生の中でどのような形になって現れることがあるのか、
もう少し具体的な例を挙げながら、書いていければと準備を進めています。

今日の内容が、
「わかっているのに変われない」と感じる自分を、責めるのではなく、
これまでとは少し違った視点から自分自身を見つめてみる、
そんなきっかけになれていたら、嬉しいです。

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今日もみなさまのご多幸を心よりお祈りしつつ
愛と感謝の気持ちを込めて。